不動産買取の相場はどれくらい?価格が決まるポイントを解説

不動産買取の相場はどれくらい?価格が決まるポイントを解説

不動産買取を依頼するときに気になるのが、価格の相場についてです。不動産買取は短期間で現金化できるメリットがある一方、不動産仲介に比べて価格が下がる傾向にあります。

ここでは、不動産買取の相場動向や価格が決まる仕組みについて解説します。査定額を上げるコツについても紹介しますので、不動産買取を検討している方は参考にしてみてください。

1.不動産買取の相場はどう決まる?基本の仕組み

不動産買取の相場はどう決まる?基本の仕組み

不動産会社が買い手となる不動産買取では、どのように価格が決められるのでしょうか。まずは、相場が決まる基本的な仕組みを押さえておきましょう。

1-1.仲介と買取の価格差

一般的に、不動産買取は不動産仲介に比べて価格が安くなる傾向にあります。

実際の買取価格は不動産によって異なるものの、不動産仲介の7~8割程度の価格となる目安です。ただし、不動産の立地や築年数、間取りなどによってはさらに価格が下がるケースも珍しくありません。

1-2.不動産会社が買取価格を決めるポイント

不動産会社は、買い取った不動産にリフォームや解体を施して再販売します。そのため、買取時は市場での販売予想価格からリフォーム・解体費用や再販時の諸経費などのコストを差し引いて価格を決定します。

具体的には、次のようなポイントが考慮されます。

  • リフォーム・解体費用:建物の築年数や傷み具合、設備の状況。修繕にどれくらいのコストがかかるかチェックされる。
  • 市場のニーズ:そのエリアでの需要。早期に再販できるかどうかがチェックされる。
  • 再販時の諸経費:販売活動にかかる広告費、税金や登記費用。再販にどれくらいのコストがかかるかチェックされる。

2.不動産買取の相場を調べる方法

不動産買取の相場を調べる方法

不動産買取の相場は、ポータルサイトや国土交通省のデータベース、査定サイト・買取業者などで調べることができます。それぞれくわしく紹介していきましょう。

2-1.不動産ポータルサイトで周辺の売出相場を確認

不動産ポータルサイトを活用して、周辺地域の売出相場を確認することができます。

最寄り駅やエリア、物件の種類、間取りなどを指定して、類似する不動産がどれくらいの価格で売り出されているか確認してみましょう。

ただし、ここで売り出されている価格は仲介による募集価格です。買取価格は売り出し価格の7~8割程度で見積もってみるとよいでしょう。

また、ポータルサイトに掲載されている価格は、あくまで希望価格である点にも注意が必要です。実際の成約価格とは異なるため、あくまで参考程度に留めておくことがおすすめです。

2-2.成約事例を調べて“実際に売れた価格”を把握

実際に取引が成立した事例を見るなら、国土交通省が提供する「不動産取引価格情報検索」を活用してみましょう。

このデータベースでは、実際に成約した取引の具体的な情報を確認することができます。具体的には、取引の時期や所在地、取引価格、築年数、面積などの情報です。

誰でも無料で利用できますので、近隣エリアでどのような取引が行われているか確認することで、およその相場が把握できるでしょう。

2-3.複数の査定サイト・買取業者で査定結果を比較する

査定サイトや不動産買取業者では、売却する不動産の査定を依頼することができます。提示される結果は各事業者によって異なるため、複数のサイトや業者に依頼してその結果を比較してみましょう。

また、その際はただ価格を比較するだけでなく、「なぜその査定結果になったのか」という根拠を確認することも大切です。それぞれの回答結果を突き合わせることで、自分の不動産がおよそいくらで売れるのか、という相場を把握できるでしょう。

3.地域によって不動産買取の相場が変わる理由

地域によって不動産買取の相場が変わる理由

不動産買取の相場は、地域によっても大きく異なります。ここからは、その理由をくわしく紹介していきましょう。

3-1.人口動態・需要の違い

不動産の買取価格は、そのエリアの人口の動向や需要によって大きく影響されます。たとえば、人口が増加している地域や子育て世帯に人気のあるエリアなどは、不動産の需要が大きいため買取価格が高くなる傾向にあります。

不動産会社にとっては、多少高く買い取ったとしても、すぐに売却できる可能性があるという出口戦略を立てやすいためです。

一方、過疎化が進む地域や高齢化が進む地域では、不動産のニーズも少なくなります。そうすると不動産会社は在庫を抱えるリスクが高くなるため、なかなか買取を行いたがらず、買取が成立しても相場より安価になることが一般的です。

3-2.再開発や都市計画による価格変動

再開発プロジェクトや都市計画も買取相場に影響を与えるポイントです。

たとえば、新駅の設置や大型商業施設の建設、道路の拡張工事などは、その地域の将来性を高める大きな要素となります。今後の成長性が高い地域だと判断されると、不動産価格の上昇につながります。

不動産会社ではこの先の需要動向を見越したうえで買取価格を決定するため、再開発計画が進行しているエリアでは現在の市場価格に上乗せした査定結果が出ることも珍しくありません。より納得のいく査定価格を引き出すためには、自分の不動産の周辺エリアでどのようなインフラ整備が行われているか知っておくことが大切です。

3-3.駅距離・生活利便性・学区の影響

駅からの距離は、生活の利便性に直結するポイントです。特に都心部では、「最寄り駅から徒歩10分圏内かどうか」で買取価格が大きく異なり、より駅に近い不動産は利便性が高いとして買取価格が高くなる傾向にあります。

また、スーパーやコンビニ、病院などが近くにあるかという利便性に加えて、最近では学区も注目されている要素のひとつです。人気の高い学校の近くにある不動産は子育て世帯からの人気が高く、安定した需要があります。

そのため、多少築年数が古くても高値がつくケースも珍しくありません。

4.築年数・状態・間取りで変わる不動産買取価格

築年数・状態・間取りで変わる不動産買取価格

不動産買取価格は、不動産の状態や築年数、間取りなどによっても異なります。それぞれどのように評価されるのか、くわしく紹介していきましょう。

4-1.築年数が価格に与える影響

不動産の買取価格では、築年数が大きな影響を与えます。一般的に、建物は築年数が古くなるほど価値が下がり、一定期間を経過すると価値がゼロになると判断されます。

そのため、築年数が古い不動産は買取価格が下がる傾向にあります。

また、耐震基準を満たしているかも重要なポイントです。1981年6月よりも前に建てられた建物は現在の「新耐震基準」を満たしていないことから、解体費用や大規模修繕費などのコストがかさんでしまいます。

加えて、買主が住宅ローン控除を受けられないことからニーズも少なく、不動産会社としては「コストがかかるうえに再販できないリスクがある」と判断し、買取価格が下がる要因となります。

4-2.リフォーム・リノベ前提の評価ポイント

不動産会社は、買い取った不動産にリフォームやリノベーションを施して再販することを前提としています。そのため、買取時は不動産の状態を厳しくチェックします。

特に、シロアリ被害や雨漏り、基礎のひび割れなどがあるとマイナス評価を受けやすくなってしまいます。また、水回りの配管の交換が必要な場合や、アスベストが使用されている場合なども大掛かりな工事が必要なことから、買取価格からそのコストが差し引かれます。

反対に、こうした構造上の問題が少なければ、内装が古くてもマイナス評価になりにくいことも特徴です。

4-3.間取りや方位による価格差

間取りがその地域の需要にマッチしているかも大切なポイントです。たとえば単身者が多いエリアでは手狭なマンション、子育て世帯が多いエリアでは3LDK以上など部屋数が多い物件が好まれる傾向にあります。

反対に、極端にリビングが広いなど特殊な間取りの不動産は万人受けしにくいことから、査定額が下がる要因となります。

また、方位による日当たりも重要なポイントです。南向きで日当たりのよい物件は多くの人に好まれやすいことから、査定額が高くなる傾向にあります。

ただし、窓が少なくて日当たりが悪い物件でも、リフォームによって窓を新設するなどデメリットを解消できると判断されれば、査定額がそれほど下がらないケースもあります。

5.不動産買取の査定額を上げるためのコツ

不動産買取の査定額を上げるためのコツ

不動産買取では、査定額を上げるためのポイントがいくつかあります。それぞれくわしく紹介していきましょう。

5-1.複数社に査定を取る

不動産買取の査定額は、不動産会社によって異なります。より納得できる価格で買取を依頼するためには、複数の不動産会社へ依頼して査定額を比較するようにしましょう。

また、その際は査定額を算出した根拠について確認することも大切です。「なぜこの金額を提示したのか」という根拠をきちんと説明できる不動産会社は、そのエリアの需要をしっかりと把握しており、信用できる不動産会社である可能性が高いといえます。

5-2.売却時期・引き渡し条件の調整で価格が上がる可能性

不動産の買取価格は時期によっても変動します。人の移動が多くなる繁忙期では不動産の需要が高まるため、買取価格も高くなる傾向にあります。

また、「売主側で不用品の処分を行う」「測量によって境界線が明確にされている」など、不動産会社にとってメリットが大きい引き渡し条件を提示することで、買取価格がアップする可能性もあります。

5-3.現地調査前にやっておくべきこと

不動産会社による現地調査前には、いくつかやっておきたいことがあります。

希望条件を事前に決めておく

「いつまでに売却したい」という期限や「〇〇円以上で売却したい」という希望は事前に明確にしておきましょう。売却の条件が明確になることで、不動産会社との交渉がスムーズに進められます。

室内を片付けておく

室内をきちんと片付けておくことで、不動産会社への印象アップにつながります。また、床や壁を直接確認してもらうことで、後々のトラブル防止にも役立ちます。

境界や敷地の状況を確認しておく

隣地との境界が明確になっているかも大切なポイントです。「境界が不明確」「越境物がある」といった場合は正直に申告することで、正確な査定額の算出につながります。

不動産の不具合は出来るだけ改善しておく

設備不良など不動産に不具合がある場合は、できるだけ改善しておくことがおすすめです。もし自分で対処が難しい場合でも、隠さずに不動産会社へ不具合を申告しましょう。

6.不動産買取相場よりも高く売れるケース/安くなるケース

不動産買取相場よりも高く売れるケース/安くなるケース

不動産によっては、買取相場よりも高く売れる・安く売れるケースがあります。それぞれどのような点が買取価格に影響するのか、くわしく紹介していきましょう。

6-1.相場より高額になるケース

買取相場よりも高額になるケースでは、「買い手の見つけやすさ」が重要なポイントとなります。

たとえば、最寄り駅から徒歩5分圏内にある不動産や、子育て世帯に人気の地域にある不動産は多くの買い手がつきやすく、不動産会社にとって再販リスクが低い特徴があります。

また、築年数が浅い物件もリフォームなどのコストを抑えやすいため、高値で取引される傾向にあります。

6-2.相場より安くなるケース

一方、買取相場を下回って安値で買い取られるケースも少なくありません。

たとえば、事件や事故などで心理的瑕疵がある物件は、再販時に買い手がつきにくいため、買取価格が下がる傾向にあります。

また、建物の築年数が古く、解体費用や多額の修繕費がかかる場合もコストを回収できない懸念から価格が下がりやすいことが特徴です。

加えて、土地の形状も重要なポイントです。道路に接している部分が狭い「旗竿地」や建物の再建築が法的に禁じられている「再建築不可物件」などは、買い手の活用方法が限られてしまいます。

そのため、不動産会社は再販リスクが高いと判断し、査定額が厳しくなります。

7. 不動産買取相場に関するよくある質問

不動産買取相場に関するよくある質問

ここでは、不動産の買取相場に関してよくある質問を紹介していきます。

なぜ不動産買取は仲介より価格が低くなるのですか?

不動産会社は、買取後にリフォームや解体を行い再販売するため、その費用やリスクを考慮して買取価格を決定します。その分、仲介よりも価格が低くなりやすい傾向があります。

築年数が古い物件でも買取してもらえますか?

はい、可能です。築年数が古い場合でも、立地や土地の価値次第では買取対象になります。建物の価値が低くても、土地として評価されるケースも多くあります。

再建築不可物件や訳あり物件でも買取は可能ですか?

可能なケースがあります。再建築不可物件や心理的瑕疵のある物件は仲介では売りにくいですが、買取であれば対応できる場合もあります。ただし、相場より価格は下がる傾向があります。
まずは無料査定よりお問い合わせください。

無料査定はこちらから

不動産買取を相談する際の注意点はありますか?

査定額だけでなく、「なぜその金額なのか」という根拠や、引き渡し条件、費用負担の有無なども確認することが大切です。信頼できる不動産会社の選定が重要になります。

近隣に知られずに売却することはできますか?

はい、可能です。不動産買取は広告活動を行わないため、近隣に知られずに売却を進められる点が特徴です。

8. 不動産買取相場を理解し、岐阜不動産売却センターで安心の売却を

不動産買取の相場は、立地や築年数、物件の状態、地域の需要動向など、さまざまな要因によって決まります。仲介と比べて価格は低くなりやすいものの、早期に現金化できる点は大きなメリットです。納得のいく条件で売却するためには、事前に相場を把握し、複数の視点から物件の価値を見極めることが重要です。

岐阜エリアの市場動向に精通した岐阜不動産売却センターでは、不動産の特性やご希望に合わせた買取のご提案が可能です。不動産買取を検討されている方は、まずは地域に根差した専門家へご相談ください。

こんな記事も読まれてます

不動産買取のメリット8選!向いているケースとは?

不動産買取のメリット8選!向いているケースとは?

不動産買取は、短期間で現金化できることや、契約不適合責任が免責になることなど多くのメリットがあります。 ここでは、不動産買...

不動産買取で起こりがちなトラブル事例!対策・対応を紹介

不動産買取で起こりがちなトラブル事例!対策・対応を紹介

不動産買取で避けたいのは、手続き中や引き渡し後にトラブルが発生すること。スムーズに不動産買取を進めるためには、よく起こりがち...

不動産買取の流れをステップで解説!必要な期間はどれくらい?

不動産買取の流れをステップで解説!必要な期間はどれくらい?

「不動産買取を検討しているけど流れがよく分からない」「どれくらいの期間で売却できるんだろう?」不動産の売却と聞くと、何だか手...

地域を知り尽くした専門家
×
実績
×
安心の伴走体制

はじめての不動産売却でも、あなたにとって最適な一歩を一緒に見つけていきます。

Contact

不動産売却のご相談や無料査定は、
いつでもお気軽に!

売却を迷っている段階でも大丈夫です。
まずは専門スタッフにご相談ください。