売却活動中にやっておいたほうが良いこととは何か?
前回の売却活動前にやっておいた方が良いことに引き続き、今回は売却活動中にやっておいたほうが良いこと、について解説します。
売却活動中にやっておいたほうが良いこと
売却活動中に実践すべき事項は、以下に挙げたものとなります。
- ①内見前、室内等を綺麗に掃除しておく
- ②内見者には挨拶をする
- ③販売状況は常に把握しておく
- ④売却に進展がなければ値下げなどを検討する
- ⑤レジャーなどの予定は買主が決まるまでなるべく入れない
①内見前、室内等を綺麗に掃除しておく
売却活動中に実践すべき事項の一つ目は、内見者を迎える前には室内等を綺麗に掃除しておくことです。
基本、汚い不動産は売れません。なぜなら、内見者は実際に建物内などを見た印象で、購入か否かを判断するからです。印象が悪い家に対し、数千万円を負担して購入したいとは思いません。
例えば、水回りがカビだらけ、床に埃が沢山落ちている、室内に物が散乱しているなどになります。
よって、内見者を迎える前は、室内及び敷地内は綺麗に掃除しておきます。特に、水回りは肌が直接触れる部分であるため、カビなどがない状態にしておきます。また、庭があれば雑草は除去し庭木は剪定しておきましょう。
中古不動産の場合、購入後にリフォームするケースが多くありますが、前居住者が建物を大切に使用していたかなどの印象も大事です。綺麗に掃除しておき、物件自体の印象の良さをアピールできるようにします。
居住中で売却するときには整理整頓も大事
居住中で売却するケースでは、室内は必ず整理整頓しておきます。
居住中であれば、室内に物があるのは仕方ありません。しかし、物が多く散乱しているような状態では、まともに内見すらできない状況です。内見者を気持ちよく迎え入れることができるように、室内にあるものは極力片づけ、内見者に好印象を与えるようにしましょう。
②内見者には挨拶をする
内見者が自宅に来たら、挨拶をきちんとすることです。
内見では物件自体の印象も大事ですが、売主の印象も重要となります。売主の第一印象が悪ければ、今後数千万円の取引をする相手として不安や相応しくないと思われてしまいます。
不動産の取引をする相手として相応しい売主と思ってもらうためにも、挨拶はしっかりと行いましょう。
③販売状況は常に把握しておく
販売の状況は、常に把握しておきます。
専属専任媒介契約であれば、不動産会社から週に1回以上販売状況の報告があるので把握はしやすい状況です。
仮に売却がうまく進まない場合には、不動産会社に新たな提案をもらうなど、売却活動を任せきりにしないことが重要となります。
なお、一般媒介であれば報告の義務はないため、都度状況を確認するようにしましょう。
④売却に進展がなければ値下げなどを検討する
売却に進展がなければ、値下げなどを検討します。
例えば、中古不動産の売却では、売却開始当初1か月程度は査定額よりも少々高い金額で売却活動するケースは良くあります。しかし、1か月経過後も進展がない場合には、市場に受け入れられていないと判断し、査定額まで金額を下げることを検討します。
つまり、不動産売却は高く売ることが目的ではなく、売却自体を完了させることが一番の目的です。もっとも査定額(相場)を下回るような金額で売り急ぐことをすぐさま行う必要はありませんが、集客数などの状況を見て担当者と打ち合わせし、適時判断していくことが必要となります。
⑤レジャーなどの予定は買主が決まるまでなるべく入れない
最後は、レジャーなどの予定は買主が決まるまでなるべく入れないことです。
例えば、内見者は土日に集中する傾向があります。しかし、土日に旅行などのレジャーの予定を入れてしまうことで、せっかくの内見のチャンスを逸することとなり、売却機会の損失に繋がります。
不動産は縁ものとも言われ、出会いが重要です。出会いのチャンスを逸し売却期間を失うことがないようにするため、土日の家族全員でのレジャー関連の予定は控えるようにしましょう。
売却活動中にやってはいけないこと
では、ここからは売却活動中にやってはいけないことです。以下に挙げたことを実践してしまうことで売却期間が長引き、売却損が発生してしまうケースがあります。
- ①相場を大幅に外れる金額で売却する
- ②値引き交渉に全く応じない
- ③売却活動を不動産会社任せにしてしまう
- ④売却に不利な情報を敢えて隠す
①相場を大幅に外れる金額で売却する
相場を大幅に外れる金額で売却することは、やってはいけません。なぜならば、一般的に売れないからです。
不動産には相場があります。基本的には今の相場に則った金額で売買が成立します。稀に高値で売れるケースもありますが、せいぜい相場比105%程度が限界です。
つまり相場5,000万円の物件であれば、立地やロケーションが周辺よりも良いという条件で5,250万円位となります。仮に、6,000万円で販売したら取引が進むことはないでしょう。
相場を大幅に外れる金額で販売したところで売却はできず、売却期間の長期化を招き最悪は売れ残り感から大幅値引きとなり、かなり損をする展開となるおそれがあります。よって、不動産は鮮度が良いうちに適正価格で売りましょう。
②値引き交渉に全く応じない
買主からの値引き交渉に全く応じないことです。
多くの中古不動産の売買では、申込前に値引き交渉があります。売主としては、1円でも高く売りたいという意向があるなかで値引きは一切受けたくない人もいると思いますが、買主としては1円でも安く買いたいと思います。
「値引き交渉がある=購入を考えている人」という可能性が高いので、値引き交渉には柔軟に対応する姿勢が必要です。
例えば、100万円の値引き要求があっても100%受ける必要はなく、半分の50万円で受けるなどになります。つまり、売買には買主との交渉は付きものであるので、柔軟な姿勢を示すことで仲介会社に交渉を上手くまとめてもらいましょう。
③売却活動を不動産会社任せにしてしまう
売却活動を不動産会社任せにしてしまうことです。
不動産売却は人生に何度もあることではないため、不動産会社に頼ることは仕方ありません。しかし、自らの大事な資産を手放すにあたり、全て任せてしまうと不動産会社の都合の良いように売却が進むおそれがあります。
よって、売却活動前には売却に関する知識を蓄え、仮に売却に苦慮するケースでは担当者に状況を聞き打開策を模索するなど、不動産会社と上手に協力しあうような姿勢が必要です。
④売却に不利な情報を敢えて隠す
売却を成立させるために、買主に対し不利な情報を敢えて隠すことです。
そもそも不動産売買では、物件の詳細な情報を買主に伝える義務があります。建物の状態、設置されている設備や稼働状況、不具合などの問題点などです。
仮に契約時に伝えた内容と相違がある場合には、契約不適合責任を追及されます。契約後に損害賠償や契約解除とならないように、物件の状態については嘘偽りなくありのままを伝える必要があります。
まとめ【岐阜近郊での不動産売却は岐阜不動産売却センターへ】
売却中にやっておくべきことを実践し、やってはいけないことを避けることで売却結果に満足できる可能性は高まるでしょう。
なお、岐阜市近郊、岐阜県で不動産売却のご相談や査定などは、岐阜不動産売却センターにお任せください。
岐阜不動産売却センターでは、お客様の不動産売却をしっかりとサポート致します。はじめての売却の方、売却でお悩みの方、空き家や相続の売却を検討の方など、岐阜市近郊での不動産売却は岐阜不動産売却センターにお問い合わせください。